Interview

社員インタビュー

BCラボに惹かれた理由や決め手

大学で化学を専攻し研究していた私は、機械系の工場で生産管理や生産技術に携わる中で、次第に原点である化学分野で専門性を活かしたいという思いが強まりました。化学の知識と実務経験の両方を活かせる環境としてBCラボに魅力を感じ、入社を決意しました。
また、入社にあたって一人暮らしを始める際には、家賃補助が最大95%支給される寮制度に驚かされました。引っ越しの相談にも迅速に対応していただき、スムーズに新生活を始められたことに感謝しています。

入社してよかったと感じること

正社員派遣として働く前は、派遣先との関わりが中心で派遣元とはあまり関わらないと思っていました。しかし、実際には派遣元の方が定期的に声をかけてくれ、自分の希望にも真摯に対応してくれるので、とても心強く感じています。一人で働いているわけではない安心感があります。 また、先輩に教わりながら取り組んだ仕事にも慣れ、一人で作業を進められるようになりました。できなかったことができるようになる喜びを感じています。最近は業務全体を見ながら効率よく進める方法を考え、これまでの社会人経験を活かして仕事に取り組んでいます。自分の経験が役立つことが仕事の楽しさにつながっています。

入社後のキャリアの歩み方は?

大学で化学を専攻していましたが、実務経験はなかったため、キャリアのスタートは「コークス」と呼ばれる石炭由来素材の分析業務でした。分析を通じて基礎スキルを身につけた後、現在は電池の陰極合成開発に携わり、研究経験を活かしながら、さらなる専門性の深化を目指しています。 現在は新しい電池開発プロジェクトにおいて試作品の測定・評価を担当しており、特にマイナス極(負極)の作製を任されています。わずかな不備が結果に影響するため、細部まで丁寧に作業を行い、高品質な試料作製を心がけています。

成長を感じるポイントや今後のキャリアについて

現在の仕事では、電池の性能が思うように出なかった原因を考えることが多く、最初は的外れな考察もありましたが、経験と知識が増えるにつれて的確に判断できるようになり、自分の成長を感じています。
将来的には、自分で研究テーマを設定し、一から主体的に進められる研究者を目指しています。現在は上司の指示を受けながら効率よく作業を進めていますが、今後はさらに経験を積み、自ら方向性を決めて取り組める力を身につけたいと思っています。

最後に入社してくる方に向けてメッセージを

化学業界の研究職に未経験から挑戦する場合、周囲には化学系のバックグラウンドを持つ方が多く、「これくらいは知っていて当然」とされる知識が身についておらず、戸惑うこともあります。自分で調べたり勉強したりするのは決して簡単なことではありませんが、努力を重ねることで少しずつできることが増えていきます。 やがて、自分の中にある“強み”に気づけたときは、大きな喜びとなり、それが確かな自信にもつながっていきます。
BCラボには、そんな挑戦を支えてくれる仲間や先輩がいます。不安や疑問があれば、遠慮なく相談してください。外勤先の方とも積極的にコミュニケーションを取りながら、一歩ずつ成長していける環境がここにはあります。